【注意】15歳未満の子どもは、マイナンバーカードでの電子申告ができません。

祖父母から受けた贈与税の申告、YouTube収益、配当金収入などの所得税の申告で未成年のお子さんに確定申告が必要になった際、「e-Tax(電子申告)」を検討される方は多いはずです。
ですが、15歳未満のお子さんの場合、大人と同じようにマイナンバーカードを使って電子申告をすることは、原則としてできません。
なぜ、15歳未満のマイナンバーカードでは電子申告ができないのでしょうか?
代わりにどうやって確定申告をすればいいの?
実は、15歳未満でも電子申告ができるケースがあるって本当……?
親のマイナンバーカードで代理申告はできないの?
この記事では、そんな疑問を解消します。
1.お子様の年齢が 「15歳以上」か「15歳未満」かが分かれ目
- 15歳以上: 大人と同じです。本人名義のマイナンバーカードに「署名用電子証明書」がついているので、スマホやPCから電子申告が可能です。
- 15歳未満: カードに「署名用電子証明書」がないため、カードをかざして送信するタイプの電子申告はできません。
実は、15歳未満のマイナンバーカードには、電子申告に必須の「署名用電子証明書(英数字6〜16桁の暗証番号)」がついていないのです。

参照元:マイナポータルサイト
2. 15歳未満が確定申告をする方法
15歳未満の場合、マイナンバーカードでの送信ができないため、以下のいずれかを選びます。
【原則】 書面提出
「確定申告書等作成コーナー」でデータを作成し、プリンターで印刷して郵送または税務署へ持参する方法です。
他に、税務署で確定申告書用紙をもらってきて手書きする方法もあります。
- メリット: もっとも確実で手間が少ない。
- 注意点: 税務署によっては提出先が「業務センター(事務センター)」に指定されている場合があるため、郵送する場合は宛先をしっかり確認しましょう。
【例外】 ID・パスワード方式で電子申告
令和7年(2025年)9月までに税務署で発行された「利用者識別番号」と「パスワード」を使ってログイン・送信する方法です。
- 注意: この方式はマイナンバーカード普及までの暫定措置です。
2025年10月以降、電子申告用のID・パスワードの新規発行が停止されているため、今から新しくこの方法を選ぶことはできません(以前に発行済みの人のみ利用できます)。

参照元:確定申告作成コーナー
ID・パスワードの新規発行停止のさらに詳細はこちら
3. 親が代理人になれば、親のカードで子どもの分を電子送信できる?
親のマイナンバーカードを使って、お子さんの所得税と贈与税の電子申告をすることはできません。
【重要】本人に代わって「代理送信」ができるのは税理士だけです。税理士には依頼人に代わって電子申告をするための専用の電子署名カードが交付されています。
「マイナポータル代理人設定」でできることは、親の確定申告のために、お子さんの「医療費通知情報」や「控除証明書」などのデータを、親のマイナポータルへ連携させて一括取得することだけです。
4. 結論:15歳未満はどうするのがベスト?
15歳未満のお子さんの場合、所得税も贈与税も書面提出しかないということになります。
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